Context・Memory・Handoff 完全整理
Claude CodeClaude Codeの3つの「記憶」メカニズム — それぞれいつ使われ、どう違うか
Claude Codeで「記憶」と呼べるものは3つある。それぞれスコープと寿命が全く異なる。
1. Context — 現在の会話(揮発性)
今進行中の会話の内容。トークン上限(コンテキストウィンドウ)があり、会話が長くなると前の部分が切り捨てられる。/compactで圧縮、/clearで完全リセットが可能。
1セッション内でのみ有効。セッションを閉じると消える(ただし--resumeでセッション自体を再開することは可能)。
2. Memory — セッション間記憶(永続)
~/.claude/projects/プロジェクト/memory/ディレクトリに.mdファイルで保存される永続的な記憶。セッションを閉じて開いても、翌日再開しても維持される。
「これを覚えて」「always use bun」のような明示的な指示で保存、またはClaudeが重要と判断すると自動保存。「忘れて」で削除も可能。
MemoryとCLAUDE.mdは別物。 CLAUDE.mdはプロジェクトルール(Gitにコミットされる共有文書)、Memoryは個人的な好み・フィードバック・作業コンテキスト(ローカルのみ存在)。
3. Handoff — セッション移動(移管)
セッションを別の環境に移動するメカニズム。
claude -c(--continue):最後のセッションを即座に再開claude -r(--resume):過去のセッション選択画面/remote-control:モバイル/ブラウザから現在のセッションにアクセスclaude.ai ↔ Claude Code間のセッション移動
HandoffはContextをそのまま持っていくが、Memoryは常に自動ロードされるため別途移管不要。
Context vs Memory vs Handoff
| 区分 | Context | Memory | Handoff |
|---|---|---|---|
| 定義 | 現在の会話内容 | セッション間の永続記憶 | セッション移動メカニズム |
| 寿命 | セッション終了で消滅 | 永続(ファイル保存) | セッションと共に移動 |
| 保存場所 | メモリ(RAM) | ~/.claude/projects/*/memory/*.md |
セッション履歴DB |
| 制限 | トークンウィンドウ(モデル別) | MEMORY.md 200行制限 | なし |
| 管理コマンド | /compact、/clear |
「覚えて」「忘れて」 | -c、-r、/remote-control |
| Git追跡 | なし | なし(ローカルのみ) | なし |
Memory vs CLAUDE.md — 混同注意!
| 区分 | Memory | CLAUDE.md |
|---|---|---|
| 内容 | 個人の好み、フィードバック、作業コンテキスト | プロジェクトルール、コード規約、アーキテクチャ |
| 共有範囲 | 自分だけ(ローカル) | チーム全体(Gitにコミット) |
| 例 | 「韓国語で会話を好む」 「要約なしで簡潔に」 |
「SQLite使用、jsonb禁止」 「Docker環境でコマンド実行」 |
「なぜ覚えていない?」トラブルシューティング
さっき言ったことをなぜ知らない?
→ Contextが圧縮/切り捨てられた。長いセッション後は初期の会話が自動圧縮されます。/compactで重要なコンテキストを強調して圧縮するか、重要な決定はCLAUDE.mdに記録してください。
昨日話したことをなぜ知らない?
→ Memoryに保存されていない。「これを覚えて」で明示的に保存するか、自動保存するほど重要な内容ではなかった可能性があります。重要なパターンは「always do X」で明示的に保存してください。
昨日のセッションを続けたい?
→ Handoff使用。claude -cで最新再開、claude -rでリストから選択。古いセッションはContextが圧縮済みの場合があるのでCLAUDE.mdへの記録を推奨。
使い方
Context管理:/compactで圧縮、/clearでリセット、statuslineで残り容量確認
Memory保存:「これを覚えて」または自動保存。~/.claude/projects/*/memory/に配置
Handoff:claude -c(最近再開)、claude -r(セッション選択)、/remote-control(モバイル接続)
Memory ≠ CLAUDE.md — Memoryは個人記憶(ローカル)、CLAUDE.mdはプロジェクトルール(Git)
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Anthropic Docs